きっかけ
大学時代、iPadとApple Pencilでメモをとることができるということを先輩に教えてもらいました。
ずっと気にはなっていたものの、実際に目にすると驚くほど便利で。
必死にアルバイトをしてお金を貯めて、iPadとApple Pencilをセットで購入しました。
はじめはどう使っていけばわからず、YouTubeでiPadの使い方を調べまくりました。
しかし、勉強する時にほんの少し使える程度ではじめに期待したほど自分は使いこなせないのだろうと薄々感じてきていました。
デジタル文房具との出会い
ある日、ある記事が全てを変えました。
「iPadダク」に関する記事で、iPadを使った旅行の記録が紹介されていて、「これだ!」と心から思いました。
実際に読んだ記事がこちらです。
>デコもデジタル化!? 韓国で流行中のiPadダクがかわいすぎる
それからは、自分なりのデジタル文房具を作り始め、iPadで記録をつける楽しさに夢中になりました。こちらは実際に作っていたノートです。
また、デジタル付箋やデジタルスタンプはただの趣味のアイテムではなく、意外なことに商売にもなることを知り、大学生活のお小遣い稼ぎが始まりました。
しばしの別れ
社会人になり、エンジニアとして忙殺される日々。
仕事についていくには勉強が必要で、デジタル文房具作りからも遠ざかりました。
再出発するも…
仕事に慣れると再びその魅力に引き戻されました。
自分でお店を立ち上げ、デジタル手帳など新しい試みにも手を出しました。
反響があり、このお店をもっと大きくする!という夢もできました。
しかし、デジタル手帳作りは繰り返し同じ作業を必要とする場面も多く、単純作業が苦手な私には向いていませんでした。
お店をもっと大きくする!という夢は次第に楽しさを奪い、売上げとSNSの追求に疲れ果ててしまいました。
ある日、「楽しくなければ続かない」という言葉に出会い、方向転換を決意。記録そのものの楽しさに焦点を戻しました。
転機
この変化は、ふとしたきっかけでさらに加速しました。
ある日、会社の上司からとあるプログラミング言語の話を聞き、ノート作りに活用できないかと思い至りました。
実際に、読書ノートをコードで作成するシステムを開発。
全く触ったことのない言語で初めてのことだらけ。
苦労もたくさんありましたが、完成した時の達成感はひとしおでした。
頭を使い「コードを書く」ということは好きなので、これならまた楽しくお店を始めることができるかもしれない!と希望が見えました。
再出発
「記録」を楽しむ人を増やしたいという思いから「くらしきろく」というショップを開店。
暮らしを記録することの喜びを、もっと多くの人と共有したいと思うようになりました。
暮らしを記録する過程も楽しいし、それを支援するデジタルノートを作るのも同じくらい楽しんでいます!
「くらしきろく」の理念も合わせてご覧ください。